『親のためのコミュニケーション講座 -BASE-』は、私が、自分自身に意識を向けるきっかけとなった講座でした。
いい意味でも悪い意味でも、子どもだけに意識を向けていた私が、BASEに参加するために子ども達をおいて、飛行機に乗り海を越えてひとり、東京に行く!!
それは私にとって、大きな大きなチャレンジでした。
私が東京へ行ったのは、もう忘れてしまうくらい昔のことで、一人で東京へ行くなんて考えたこともありませんでした。
私は無事に東京にたどり着けるのか、なにより私自身が子どもをおいて出かけられるのか、置いていく子どもは大丈夫か・・・、などなど、気がかりなことがたくさんありました。
清水の舞台から飛び降りる!!そんな大げさなことではないかもしれませんが、参加の決意はそのくらいの気持ちだったように思います。
でもそのくらい、本当に困っていたんです。
子どもが学校へ行かなくなって、どうしたらいいのか分からない。
藁にもすがる思いとはこんな気持ちなのだと思います、そんな気持ちで申し込みをしました。
今、思うとこの決断が、その後の親子のコミュニケーションに、そして私の考え方そのものに大きな変化をもたらしてくれました。
BASEで学んだ座学での理論的なコミュニケーションは、自分の子どもの行動や気持ちが理解できないと感じていた私にとって、目からウロコ!の話でいっぱいでした。
コミュニケーションがこんなに深いものだとは、今まで考えてもみませんでした。
なぜうちの子は、こんな行動をするのか・・・?
なぜうちの子は、こんなことを言うのか・・・?
なぜうちの子は・・・、なぜうちの子は・・・
そんなことばかり考えていたと思います。
BASEでは、座学と並行して、お隣に座った方と実際に学んだことをやってみよう!という時間があるので、学んだことの実感が得やすい、理解しやすいと思います。
そして、講座が終わったあとから一緒に参加している仲間と、講座の内容ついての振り返りをしたり、実際に自分の家庭の中で実践したことで、うまくいったこと、いかなかったことを話したり、苦しい心の葛藤を打ち明けることもありました。
その時間は、とても大きな気付きのある時間で、みんなのパワーに元気をもらっていました。
BASEに参加しての変化
私自身が、子どもが学校に行かないこと、ゲームをしていること、勉強をしないこと、子どもの行動の全てを監視しようとすること。
この苦しいトンネルの終わりはいつくのだろう、いつになると光が見えるのだろう、そんな苦しい呪縛から解き放たれた気がします。
昼夜逆転してゲームをしていることが、不安ですごく怖かった私ですが、今では子どもの責任として見守ることができるようになりました。
BASEの講座を終了して、今思う事は子どもが何を考えているのかを知ろうとすることって、ほんっと大事!
子どもの出してくれるヘルプサインをキャッチしたいから。
子どもの困っていることを理解して、本当に手を差し伸べるタイミングを見逃したくないから。
子どもが何を見ているのか、何を考えているのか、子どもに教えてもらいながら必要なタイミングで力を貸せる親でありたいと思います。
BASEに出会えたこと、本当に感謝しています!