今日でGWも最終日。
「最高の人生を生きるための新習慣を作ろう」
ってことで始めたこの企画も、明日で終わりです。
最後だからといって、気を抜かずに最後までやり抜きましょう!
僕は、これまで親と子どもの関係を良くすることに尽力してきました。
子どものことで悩んでいる親の話もたくさん聞いてきて、多くの親子の関係を良くしてきました。
子どもとの関係が良くなった後、みんな決まって言うのが、
「夫の関わり方が許せない」
です。
自分は子どものことを認められるようになり、信じられるようになった。
でも、夫は子どものことを認めようとせず、勉強をさせようとして、いつも子どもにプレッシャーをかけてるんです、と。
このままだと、子どもの勇気がくじかれてしまう、と。
本当に、おもしろいぐらいにみんな言います。
子どもの悩みが解消されると、今度は旦那さんに対する悩みや不満が出てくる。
よくよく話を聞いてみると、実は、子どもが生まれる前から旦那さんに対する悩みがあったそうです。
ってことは、その旦那さんに対する不満や悩みは、
「子どもは関係無かった」
ってことですよね。
子どもは関係無いのに、子どもとの関係が良くなると、次は旦那さんに対する悩みや不満が出てくる。
それってつまり、
「旦那さんに対する悩みや不満を見ないようにするために、子どもについて悩んでいた」
ってこと。
子どもについての悩みはダミーで、旦那さんについての悩みが本丸だった。
すなわち、
「子育ての悩みの本質は、夫婦関係の悩みである」
ってことです。
本来、夫婦関係が良かったら、子どもについて、そこまで深く悩まんのよ。
なんでかっていうと、
「旦那さんに相談できるから」
です。
旦那さんが優秀だったり、経験豊富だからじゃない。
いや、それもあるけど、重要なのは、
「夫婦間で、何でも話せて、お互いのことを愛し合えていますか?」
ってこと。
いつの間にか、パートナーのことを
・子育て要員
・仕事要員(ATM)
・家政婦扱い
していませんか?
「生活のために必要な人員」
に成り下がっていませんか?
相手のことを「役に立つのかどうか」っていう「条件」で見るようになってしまっている。
相手を条件で見るんだから、当然、子どものことも条件で見るようになる。
他の子と同じ時期に言葉を話せているかどうか
ちゃんと勉強をしているかどうか
良い成績が取れているかどうか
学校に行けているかどうか
親の言うことを聞けているかどうか
とかとか。
条件が満たされていればOKで、条件が満たされていなかったらNG。
子どもを愛することに、いつの間にか「条件」がついてしまっていた。
子どもは母親からの愛情を求めるから、それを受け取れていないなら、
「自分は親から愛される資格は無いんだ」
って思って、親を困らせるような不適切な行動を選択するようになる。
子育ての悩みは、2つある。
「親が定めた条件に達していないこと」
「親を困らせるような行動をすること」
です。
子育ての悩みと向き合って、
「子どもを愛するための条件を撤廃する」
すなわち、
「どんな子どもであっても、認めて、受け容れられる」
ってなると、悩みはスーッと消えていく。
それと同時に、子どもは親からの愛情を受け取れるようになるので、不適切な行動も減っていく。
そしたら、次は、
「夫が・・・」
ってなるわけね。
子どもに対してやっていた、
「愛するために条件を設定する」
っていうのを、実は、旦那さんにもやってたわけよ。
最初は、旦那さんに対してやってて、
子どもが生まれて、子どもに条件を設定して、
子どもとの関係が良くなったら、また旦那さんに戻ってきただけ。
旦那さんに対して「条件」を設定してたのであれば、それは「もっと以前からやっていた」はず。
「旦那さんだから、条件を設定してた」
のではなくて、自分自身に、
「相手に条件を設定する」
っていう対人関係の癖があったのよね。
その癖はどこから来たのか?っていうと、
「自分も幼少期に、親から『条件』を設定されてきた」
っていうこと。
「○○をしてくれたらOK」
「○○な状態であればOK」
みたいな条件をつけて、人と関わってきてた。
相手に条件を当てはめて、それに応じてOK/NGを判定することを
「ジャッジ」
って言います。
自分が親からジャッジされてきたから、自分も他人をジャッジするようになってた。
だから、旦那さんに対しても、
「ジャッジした結果、OKだったから付き合って、結婚した」
し、子どもに対しても、
「ジャッジした結果、NGだったから、コントロールしようとして、上手くいかずに悩んでいる」
ってことなのよ。
「子どもに対して、ジャッジをしなくなった」
っていうのって、あり得ないのよね。
子どもの悩みが解消された場合、それって、
「ジャッジの判定条件が緩くなっただけ」
であって、相変わらずジャッジをしてる。
規制緩和されても、旦那さんはその規制に引っかかってるから、
「今度は、夫が・・・」
ってなる。
規制緩和されてるだけで、相変わらずジャッジしてるの。
「ジャッジをしない自分」
でいることができるようになると、旦那さんもそうだし、他にも両親とか義両親とかに対しても、悩まなくなっていく。
ジャッジの対象は、他人だけじゃなく、自分に対してもします。
「自分は○○だからOK」
「自分は✕✕だからNG」
ってやって、悩みます。
ジャッジをやめると、本当に悩みが減ります。
今、
「最高の人生を生きるために、新しい習慣を作ろう」
ってやってますけど、
「継続できているからOK」
「習慣が途中で終わるからNG」
ってジャッジすると、落ち込み始めるし、挫折しやすくなります。
昨日のメルマガにも書いたけど、できない日があったり、3日坊主になったりしているなら、
「また始めればいい」
だけなんです。
そこにジャッジを入れるから、悩んじゃう。
「この企画は、子育てに関係ない」
なんて思う人もいるかもしれないけど、全然そんなことないからね。
自分をジャッジして落ち込んだり、焦ったりしてるなら、それは間違いなく、子どもに対してもやってる。
そして、旦那さんに対してもやってる。
ジャッジをするかどうかは、
「相手が条件を満たせるかどうか」
ではなくて、
「自分にジャッジをする癖(習慣)があるかどうか」
です。
「Aさんにはジャッジして、Bさんにはジャッジしない」
なんてことはありません。
それは、
「Aさんは条件を満たしているからOKで、Bさんは条件を満たしていないからNG」
っていうことなだけです。
誰か1人をジャッジしてるなら、他のみんなもジャッジしています。
自分も含めて。
この企画をキッカケに、
「古い習慣をやめる」
っていうのもありです。
もし、
「私は、夫をジャッジしていた」
って気付いたら、
「私は、ジャッジをする習慣をやめます」
ってやってみるのもいいね。
今日のTweetはこちら
↓↓↓
古い習慣をやめるGW9日目!!
新しい習慣を作るのも、古い習慣をやめるのも、同じくらいの労力がかかります。
もうGWも終盤ですが、古い習慣をやめることもやってみてくださいね。
— 佐伯和也 (@sinosakura) May 7, 2023
最後、駆け抜けていきましょう!