目的を再設定するGW7日目

昨日は神戸で遊んできました。

僕は、昔、神戸に住んでいたことがあって、当時を思い出しながら街を巡っていました。

 

当時は、

「目先のやりたいこと」

に縛られていたし、

「やらなきゃいけないこと」

にも縛られていました。

 

自分が本当にやりたいことよりも、

「目先のやりたいこと」

をやったり、

「できること」

をやっていました。

 

「すぐに手に入るから」

「すぐにできるから」

っていう理由で動いていました。

 

それって言い換えれば、

「すぐにできないことは、自分にはこの先もずっとできるようにはならない」

って思っていたし、

「すぐに手に入らないことは、自分には分不相応だ」

って思っていました。

 

過去や現在の価値観で、未来を決めてしまっていたんです。

GW3日目にも話した「未来B(=過去の延長線上の未来)」ですね。

当時は、未来Bを生きていたなと思います。

 

僕は、神戸大学に進学をしたのですが、当時の自分の学力からするとだいぶレベルが上の大学だったんですよね。

そういう意味では、神戸大学に入学できたことは、

「すぐに手に入らないことを手に入れた」

っていうことでもあります。

 

しかし、そこから僕の意識が神戸大学にフィットするのに時間がかかりました。

どこか神戸大学に自分が合わないというか、自分の意識に対して、少し大きな看板を背負っているような感覚でした。

その環境と、自分の意識がズレていると、直面している自分の課題から目を背けてしまうんですよね。

 

僕の場合は、

「勉強」

でした。

 

「なぜ、神戸大学だったのか?」

っていうと、

「大好きなおじのリベンジを果たしたいから」
(おじは、学生時代に神戸大学を受験して、不合格になってる)

だったんですけど、勉強や研究がしたかったわけじゃなく、

「入学がゴール」

になってしまっていたんですよね。

 

でも、大学って、

「大学に入ってからが本番」

どころか、

「大学を卒業してからが本番」

です。

 

何のために大学に入るのか?

大学で得たことを何のために使うのか?

 

大学に進学することは、

「目標」

になることはあれど、

「人生の目的」

になることはありません。

 

「大学に入る目的」

に思い至らなかったことは、

「本当にもったいなかった」

し、

「これを親が気付かせてくれたら良かったなぁ」

って思ってもいました。

(別に親を責めたり、後悔したりしているわけじゃないよ)

 

それこそ、僕が

「大好きなおじのリベンジをしたい」

っていう理由で受験をしようとしていたら、

「それでどうしたいの?」

「何のために大学に行くの?」

って聞いてもらえていたらなぁ、って思うんです。

 

それを後悔しているというよりも、

「もし、あの時、人生が変わる分岐点だとしたら、その鍵となるのは『目的』だよなぁ」

っていう感覚。

 

今だからこそ分かる、

「あの時に、実はすごく大事だったこと」

です。

 

あの時に大事なんだから、今も、未来にも通用する考え方です。

僕以外の人が採用しても、人生をより良くできる考え方です。

 

それが

「何のために、それをしたいの?」

っていう問いかけでした。

 

「おじのリベンジをしたいだけなら、今すぐじゃなくていいし、大学で何をしたいのかが見えてからの受験でもいいんじゃないか」

みたいなことを言われていたら、あの時、僕の人生は変わっていただろうなぁ、って思うんです。

 

そう思ったところで、過去の選択を変えることはできませんが、それが大事だと分かっているなら、

「それで未来の選択肢を変える」

っていうことができます。

 

なので、息子が大学受験をしようとするタイミングで、

「何のために受験するの?」

っていう問いかけを投げかけてみました。

 

彼は、ゲームが好きだったので、

「対戦相手を求めて、東京で遊んで暮らすのもありだよ」

っていう彼にしたらとても魅力的な提案もしてみました。

 

彼がやりたいことであろうことを提案してみたんですけど、そっちは採用されませんでした。

彼は、それでも大学に行きたいと言うのです。

 

その過程で、

「自分はなぜ、大学に行くのか?」

を考えますよね。

 

自分の中に、

「大学に行く目的」

が生まれたなら、子どもは大学に行っても力を発揮できます。

 

大学に入学することがゴールではなくなる。

「大学に入学してからが本番」

になる。

 

子ども自身がすでに目的を持って行動している時は、いちいち目的を問うことはしなくてもいい。

でも、子どもが目的を持たずに行動をしている時は、目的を問うてみるのもいいかもしれません。

 

それこそ、大学に進学するとなれば、家計にけっこうな負担も与えるでしょうから、

「大学に行きたい」

「どうして?」

って問うぐらいでちょうどいいかもしれません。

 

子どもが自分から勉強をするのは、

「目的があるから」

なので、

「大学に行く目的が子どもが見つけるまでは、学費は出さない」

っていう決断もありだと思うんですよね。

 

本気で大学に行きたければ、必ず大学に行く目的を見つけてきます。

嘘をつくこともあるでしょうから、それを見抜く親の目もあった方がいいですけどね。

 

「みんな言ってるから」

「行くのが当たり前だから」

って子どもが言ったり、親が思ったりしていると、

「大学に行くことがゴール」

になるから、

「大学に行ったけど、その後は何もがんばらない」

っていうことが起こる可能性があります。

 

僕がそれだったので(笑)

そういう経験もあるので、子どもが大学に進学をしたいというなら、子どもの意識が

「大学入学がゴール」

になっているうちは、学費を出さないのもありだと思っています。

 

 

今、

「最高の人生にシフトチェンジするために、新しい習慣を作る」

っていう企画をやっていますが、もうGWも7日目。

ゴールが見えてきましたね。

 

この辺りで、もう一度、

「そもそも、何のために新しい習慣を作ろうとしているんだっけ?」

って目的を見直してみてもいいかもしれません。

 

この時、

「最初の目的を思い出す」

っていうことだけでなく、

「目的の変化」

「新しい目的の出現」

もあるなら、考えてみてほしいんです。

 

新しい習慣って、やる前はドキドキですけど、ある程度できるようになってくると、

「もっといけるんじゃないか」

って思って、目的がグググッと引き上がっていたりします。

 

それは戻すのではなくて、そのまま上げてしまう。

目的は、大きいに越したことはありません。

目的を見直して、そこに行ける自分を信じて、さらにブーストをかけていきましょう!

 

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