今まで、『親のためのコミュニケーション講座 BASE』に参加することでしか読めなかった『BASEメルマガ』。
佐伯和也の秘密のメルマガを有料メルマガとして公開し、たくさんの反響をいただいています。
今日も『BASEメルマガ』の内容の一部をご紹介をしようと思います。
今日の話は、『自然の結末』です。
『自然の結末』の考え方は、『課題の分離』と同じ考え方です。
っていうか、アドラーは、『課題の分離』なんて言ってなかったら
しくて、野田俊作先生がアドラー心理学を日本に持ってきた時に作 った言葉らしい。 言葉としては、とっても分かりやすい。
『自然の結末』っていうのは、何かと言えば、
「その行動をした結果、体験する結末のこと」です。
一方で、『自然の結末』をあらかじめ予測しておいて、自分なりの
ルールを作って、別の結末を体験しようという考え方を 『論理的結末』って言います。
アドラー心理学では、『自然の結末』をとっても大切にします。
何でかっていうと、僕らは、「体験から多くのことを学ぶから」です。
この「体験」は、
・実体験
・想像上の体験
のどちらでも構いません。
なんでもかんでも体験しないといけなくなったら、「これをやったら死ぬかもしれない」
っていうことも、一回死んでみないと学習できないことになっちゃ
うよね。 でも、僕らには想像力があるから、想像さえできれば、わざわざ体
験する必要もありません。 何なら、脳の中では、臨場感が高い想像は、実体験とそれほど変わ
らない影響を与えると言います。 だから、僕らは、仮想的な物語である、小説や、映画、ゲームなど
で、泣いたり、笑ったり、怒ったり、恐怖したりできるんです。 想像だけでも感情が大きく動く。
感情が大きく動く体験からより多くのことを学ぶから、想像だけで
も多くのことを体験して、学ぶことができるということです。 『自然の結末』の話をすると、
「なんでも体験させないといけないんでしょうか・・・」
「このままいくと、子どもにとって良くないことが待っていそうな
んですが、それも『自然の結末』 を体験するまで待っておいた方がいいんでしょうか・・・」 ってよく言われるんですけど、そんなことなくて、『自然の結末』
は想像してみるだけでも全然あり。 体験は、想像で十分と言っても、実体験を選択することもあります
。 そこは好き好きですね。
『自然の結末』(実・想像)を体験することは、「そこから、自然界の法則、社会のルールを学ぶため」です。
裏を返せば、親が介入して、子どもに『自然の結末』を体験させな
いようにすると、子どもは 「何をしたら、何が起こるのか」
を学習しなくなる、っていうこと。
僕が、家庭でルールを作らないようにしたり、親が子どもの行動や
、遊びに介入しないのを勧めるのは、 「『自然の結末』を体験して、この世界のことを学んでもらいたい
から」です。 学習をすれば、次の体験で生かすことができるし、子どもが自分で
考え、判断できることが増えていきます。 子どもが親の手から離れていくわけですね。
これが『自律学習』です。
子どもが『自然の結末』を体験して、この世界のルールについて学
んでいき、自分の意志で、自分を幸せにするためには、 何をどうしたらいいのかを理解する。 これを僕は、『自立』って言っています。
だから、親は、子どもの行動や判断に介入して、子どもが体験する
はずの『自然の結末』を奪いたくないんです。 「子どもが体験する『自然の結末』」のことを『子どもの課題』って言います。
一方で、・・・・・・・ 「課題の分離」(2020年11月14日 佐伯和也 BASEメルマガより)
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