
こんにちは、佐伯和也が講師を務める『親のためのコミュニケーション講座 -BASE-』の事務局です。
『BASE(ベース)』5期にご参加いただいている皆さんは、こんな勉強会を経験されています!
『BASE』の参加者さんたちは、本当に仲良しで、講座期間中は色々な勉強会や交流会を自主的に行っていらっしゃいますよ。
『親のためのコミュニケーション講座 -BASE-』5期の様子
『BASE』5期の様子を佐伯和也がブログに綴っておりましたので、ホームページにも転記いたしますね。
この間、『親のためのコミュニケーション講座 BASE5期』のみんなで、漢字の勉強会をしてみました。
ずっと思っていたのが、
「学校の漢字の勉強はつまらん!!」
ってこと。
漢字ドリルの漢字をひたすら書くだけ。
読みと書きと熟語をひたすら覚えるだけ。
そんなのにどうやって楽しみを見出せというのだ、と常々思っておったのです。
それで、僕が試しにBASE5期のみんな向けに漢字の授業をしてみようと思い立ったわけです。
僕の方がずっとおもしろい授業ができる。
おもしろい、って笑える授業ってわけじゃなくて、興味深いの方ね。
そしたら、案の定、みんな楽しんでくれて、1時間のつもりが、始まって1時間半も経っているのに、まだ終わる気配が無いww
しかも、やってた漢字は、えらく難しいやつばっかり。
大人も、子どもも参加可能は勉強会。
子どもは参加してなかったけど、横で親が勉強をしているのをチラチラ見てた子もいたみたいで、終わってから薔薇の漢字を覚えたりしてたみたい。
元々、この勉強会も、
「子どもが勉強に興味を持ち出している」
って話を聞いたから始めたことで、それでもまずは、
「親が勉強をするところから」
って思っているから、親向けに勉強会を開いてみたんです。
漢字の勉強会をしてみて思ったけど、僕らって、
「漢字の読み書き」
は勉強するんやけど、
「漢字の意味やなりたち」
ってあんまし知らんのよな。
おもしろかったのが、
「片へん」
と、
「爿へん」
です。
片は、「木札を割った左側」っていう意味で、
爿は、「木札を割った右側」っていう意味だったこと。
いや、もうこれの何がおもしろいのか、って説明するのは難しいんやけど(笑)
漢字のおもしろさ、ってこういうところにあると思うんです。
他の人に説明しても理解してもらえないことが多いんやけど、それでも何かおもしろい。
数学だってそうやと思うねん。
「24は高度合成数で、次の高度合成数は36だよね」
みたいな話も、興味が無い人が聞いたら、
「何それ」
ってなるんやけど、こういうのがおもしろい。
実用性なんて無い。
実用性なんて無いんやけど、知ってたり、学んだりしていることがおもしろい。
そんで、知識が増えてくると、そのうち実用的な使い方が分かってくる。
漢字の勉強をする時、僕は、
・紙の辞書
・ネット検索
を上手く組み合わせてやります。
紙の辞書の良さは、
「網羅的に学習できること」
で、ネット検索の良さは、
「ピンポイントで学習できること」
です。
先に紙の辞書で網羅的に知識を仕入れて、ほんで気になったことがあったら、ネット検索する。
でも、これは
「漢字の勉強のやり方」
でしかないから、これを真似てやったところで、きっとおもしろくない。。。
漢字の勉強のおもしろいところは、さっきは
「マニアックな、他者に理解してもらいにくいところ」
って話をしたけど、逆もある。
日常と紐づいた新しい発見や、理解です。
例えば、
「ケチ」
って漢字で書けるのは知ってるかしら。
漢字で書くと、
「吝嗇」
で、
「りんしょく」
とも読みます。
ここから、
「吝はどういう意味?」
「嗇はどういう意味?」
みたいに知識を深堀していく。
さらに、なんで「ケチ」の話になったのかと言えば、これが
「バラ」
の話から繋がります。
意味分かる?
バラと、ケチの関係。
これが何と、漢字では繋がるんです。
バラは、漢字で書けば「薔薇」
ケチは、漢字で書けば「吝嗇」
薔薇の「薔」の字から草かんむりを取ると、吝嗇の「嗇」の字になります。
じゃあ、
「なんで、バラは、薔薇って書くのか?」
って話が気になるし、
「薔と、嗇の関係って何?」
って話が気になってくる。
こうやって、連想ゲームみたいに、芋づる式に興味関心を繋げていくと、勉強は無限にできます。
だって、気になるやんじゃんね。
で、子どもも、こういう知識を芋づる式に繋げていく話に、巻き込んでいくと、けっこう楽しんでくれる。
子どもと言えども、けっこう色んな漢字知ってるし、
「これは、なんて書くの?」
なんて聴いてくれたら、もうかなり素晴らしいよね。
漢字の勉強の仕方から、
実際にみんなで漢字の勉強をしてみて、
辞書の使い方の話もしたり、
子どもとのコミュニケーションの取り方の話もしたり、
色んな角度から、
「漢字をいかに楽しむか」
っていう話をしました。
僕は、漢字から、熟語に興味を持ち、それが四字熟語になり、文章になり、こうして長文を書くようになりました。
文字はすごく好き。
次回は、僕もやりたいし、リクエストがあった、
「数学」
の話をしようと思います。
今のところ、三角関数や、微積分がテーマに挙がっているけれど、もっともっと基本的なところの話もおもしろい。
基本的には、アドリブで話を進めていくので、どんな話の展開になるのかは、僕にも分かりません。
でも、純粋に数学の話ができるのはすごく楽しみ♪
(佐伯和也公式アメーバブログ2020-08-21投稿記事より)